トップ株式投資で知っておいた方が良いこと株式投資で知っておいた方が良いこと「第35回 新ケンミレが考える『買っても良い銘柄』とは(後編)」

株式投資で知っておいた方が良いこと

第35回 新ケンミレが考える『買っても良い銘柄』とは(後編)

=どのような銘柄が『買っても良い銘柄』なのか?=

A:過去に大きく上昇した実績がある銘柄
B:今、現在下がっている銘柄
C:そろそろ下げ止まりそうな株価水準に近づいている銘柄
D:新ケンミレが考える『買っても良い銘柄』の条件(まとめ)

≪D:新ケンミレが考える『買っても良い銘柄』の条件(まとめ)≫

『買っても良い銘柄』とは、新ケンミレでは『株式投資を財産構築の手段にするなら割安株だけ』と考えています。しかし、この『割安株』という言葉は世の中に氾濫していますので、会員の方でも正しく認識していない人もいらっしゃると思います。

そこで「株式投資で知っておいた方が良いこと 割安銘柄探し編」では、まずは新ケンミレが『割安株』と考える3つの重要な条件について、第30回〜第32回で一つずつ解説してきましたが、頭を整理するための「まとめ」として前回と今回で解説したいと思います。

なお、『割安株』の3つの条件を計5回にわたって解説してきた目的は、今後、投資対象銘柄の見つけ方や買い値の決め方について解説するときに、前提になる『割安株』の定義を共通認識として持っていないと理解にズレが生じるかもしれないからです。

(1)新ケンミレの『割安株』には明確な定義がある=その2=

・3番目の条件「そろそろ下げ止まりそうな株価水準に近づいていること」

前回レポートした2番目の条件ともつながりますが、株価が下がっているというだけで買ってしまうと「買った後からさらに下がってしまう」ということになってしまいますので、「大きく下がっている」ことに加えて「そろそろ下げ止まりそうかどうか」が重要になります。

この「そろそろ下げ止まりそうかどうか」を判断するために、昔からさまざまな「節目」と呼ばれる下値抵抗ラインが使われてきました。その中でも代表的な下値抵抗ラインに『押し目ライン』『移動平均線』『一目均衡表』などがありますが、さらに新ケンミレでは、独自に開発した『新ケンミレ抵抗ライン』、『KMライン』、『波動ライン』の抵抗ラインを提供しています。なお、一般的によく使われる下値抵抗ラインは一部を無料チャートで開放していますので、ご活用ください。

▼一般的にもよく使われる抵抗ライン
『押し目ライン(上値抵抗ラインをチェックする場合は戻し目ライン)』、『価格帯別出来高』、『移動平均線1』『移動平均線2』『移動平均線3』『一目均衡表』など

一般的な抵抗ラインで株価が下げ止まった例
一般的な抵抗ラインで株価が下げ止まった例
一般的な抵抗ラインで株価が下げ止まった例

▼抵抗ラインとしても活用できる売買タイミング指標
『移動平均かい離率』『MACD』『ボリュームレシオ』『サイコロジカルライン』『ボリンジャーバンド』『ポイント&フィギュア』『ストキャスティクス』『RSI』『RCI』など

売買タイミング指標で株価が下げ止まった例
売買タイミング指標で株価が下げ止まった例

▼新ケンミレ独自の抵抗ライン
『波動ライン』『KMライン』『新ケンミレ抵抗ライン』など

新ケンミレ独自の抵抗ラインで株価が下げ止まった例
新ケンミレ独自の抵抗ラインで株価が下げ止まった例

このような抵抗ラインと株価の距離をチェックして「そろそろ下げ止まりそうか、それとももっと下がりそうなので待たなくてはいけないのか」を判断します。ただし、仮に抵抗ラインが株価のすぐ下にあって下げ止まりそうに見えても、それが"弱い抵抗ライン"であれば株価は抵抗ラインを割ってさらに下がってしまいますので、「強い抵抗ラインなのかどうか?」も同時にチェックします。

強い抵抗ラインかどうかのチェック例

この抵抗ラインの具体的な活用法につきましては「株式投資で知っておいた方が良いこと 買い値の決め方編」で詳しく解説する予定ですが、今の時点では「3番目の条件ではチェックすることが2つある」ということをまずは覚えてください。

<3番目の条件の判断するときに使う武器>
上記の抵抗ラインと抵抗ラインまでの距離、同じ株価水準に複数の異なる抵抗ラインが重なって存在しているかどうか

(2)『買っても良い銘柄』とは、探して見つけるものではない

一般的に投資対象になる銘柄を見つける作業を"買っても良い銘柄を探す"と言います。しかし株式市場に上場している約4500銘柄の中から"買っても良い銘柄を探す"ことは、たとえるなら広いグラウンドの中に落ちている米粒を探すようなものですから大変な作業になりますので、"探している"途中で根気が続かなくなってしまうことがあります。

最近では無料のサイトやオンライン証券のツールで「この条件を満たしている銘柄だけを抽出する」というスクリーニングソフトが提供されていますので、ある程度まで銘柄を"絞り込む"こともできるようになりました。

しかし"絞り込む"という方法で銘柄を見つける場合の問題点は、「条件をどのように設定すれば良いか?」という判断基準の問題と、もっと問題になることは自分の主観で条件設定をして判断することになりますので"ついつい甘い判断をしてしまう"ということです。さらに悪いケースでは「せっかく時間を使っているのだから何とかして探したい」と妥協して判断してしまうことです。

しかし逆転の発想で、"買っても良い銘柄を探す"のではなく、何らかの譲れない条件を明確にして、その条件を満たさない銘柄は「買ってはいけない」というように"絞り込む"のではなく"除外する"ようにすれば、自分に都合の良い判断や妥協した甘い判断をしなくなります。

この譲れない条件こそが、『割安株』の3つの条件を満たしているかどうかということなのです。

つまり『買っても良い銘柄』を見つける方法とは、"買っても良さそうな銘柄を探す"のではなく"買ってはいけない銘柄を除外する"という作業を行って、それで残った銘柄だけを"買っても良い銘柄の候補にする"ということになります。そして残った候補銘柄に対して、さらにもう一度3つの条件を満たしているかどうかを詳しくチェックして"絞込み"をし、最終的に残っている銘柄があればそれが『買っても良い銘柄』ということになるのです。

整理しますと、『買っても良い銘柄』は"探す"ものではなく、条件に合わない銘柄を"除外"して、残った銘柄があればさらに"絞込み"をし、最終的に残った銘柄があればOKということになります。

(3)本日のまとめ

新ケンミレでは、3つの条件を1つでも満たしていない銘柄は『割安株』とは呼びません。

そして自分で銘柄を見つける場合でも、また新ケンミレの抽出ソフトで銘柄を見つける場合でも、常に「3つの条件を満たしているかどうか」をチェックして、満たしていない銘柄をどんどん除外するようにして、残った銘柄があればそれが"買っても良い銘柄の候補"になります。結果的に何も残らなければ、それは『買っても良い銘柄が今日は見つからなかった』ということですから、あきらめるだけです。

これが "負けないための株式投資"を行う上で最も重要な「株式市場の動きに自分の動きを合わせる」ということになります。

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