トップ株式投資で知っておいた方が良いこと株式投資で知っておいた方が良いこと「第13回 買う前にチェックすることの第二弾『バリューライン』」

株式投資で知っておいた方が良いこと

第13回 買う前にチェックすることの第二弾『バリューライン』

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私は人よりも株式投資の失敗経験が多い分、割安株投資の本質を知れば知るほど「目からウロコ」の衝撃を脳から背中に電流が駆け巡るようにたくさん受けてきました。この「目からウロコ」こそが株式投資で負けないことのエッセンスであり、またこの≪株式投資で知っておいてほしいこと≫でお伝えしたいことでもあります。

そしてこの20年間の投資経験の中で「何が一番の目からウロコだったか?」と聞かれたら、迷うことなく『波動ライン』と『バリューライン』と答えます。

これまで当初の予想以上に『波動ライン』で紙面を割くことになりましたが、一旦『波動ライン』の基礎的な部分は前回までで一区切りとして、今号より『バリューライン』について解説していきたいと思います。

(1)『バリューライン』の前に

これまでの『波動ライン』は"まず理論ありき"で解説してきましたので、途中で話が難しくなって頭が混乱した方もいらっしゃるのではないかと思います。これから解説する『バリューライン』もそうですが、『波動ライン』と同様に"モノにするための一番の近道"は「とにかく自分でチャートにラインを引いて実体験する」ことです。

ですから「読んでお仕舞い」ではなく、できるだけ「手を動かす癖」を付けて頂ければと思います。

さて、その『バリューライン』ですが、『波動ライン』のように理論から解説するよりも"最初はイメージをつかんでもらいたい"と思いまして、以下にいくつかのチャートを用意しました。あまり先入観を持たず、また難しいことも考えずに自然体で構いませんので、まずはチャートと3本のラインから何が見えてくるかを意識しながら見てください。

日経平均の日足チャート
業種別株価指数「海運」の日足チャート
業種別株価指数「不動産」の日足チャート
個別銘柄「コマツ」の日足チャート
個別銘柄「大成建設」の日足チャート

これらのチャートは、同じ期間の「日経平均」「業種別株価指数」「個別銘柄」の日足チャートに"3本の平行なライン"を引いたものですが、タイトルに「小さな」とわざわざ付けている理由は「チャートの表示期間が約6ヶ月と短いから」と「日足チャートだから」です。それぞれのチャートを見ますと、右肩上がりのチャートもあれば右肩下がりのチャートもありますが、それでも以下の共通点に気付くと思います。

a) いずれのチャートも、平行な3本のラインが引かれている。
b) 3本のラインの幅には、広い幅もあれば狭い幅のラインもあるが、いずれも平行なラインになっている。
c) 平行な3本のラインの中に、株価の高値と安値がほぼ納まっている。
d) 平行な3本のラインを引くことによって、より「右肩上がり」「右肩下がり」の傾向が明確に見えてくる。

さらにもっと細かくそれぞれのチャートを見ますと、次のようなことにも気付くと思います。

e) 一つのチャートの中の株価の動きをチェックすると、平行な3本のラインのうち、真ん中のラインでいったん株価が止まっている所がある。
f) しかし、中には真中のラインでまったく止まる気配を見せずに抜けている所もある。

このようにざっとチャートを見ただけでも以上のような「共通点」が見えてくるのではないかと思いますが、見えなかった方は改めてこのa〜fを意識しながらもう一度同じチャートをご覧になってみてください。

日経平均の日足チャート
業種別株価指数「海運」の日足チャート
業種別株価指数「不動産」の日足チャート
個別銘柄「コマツ」の日足チャート
個別銘柄「大成建設」の日足チャート

(2)小さな『バリューライン』、大きな『バリューライン』

たまたま偶然にこれらのチャートだけに共通点があるのではなく、実は「大きなチャート」で見た場合にも同様の共通点が見つかることがあります。

ケース2:大きなチャートの『バリューライン』
ケース2:大きなチャートの『バリューライン』
ケース2:大きなチャートの『バリューライン』
ケース2:大きなチャートの『バリューライン』
ケース2:大きなチャートの『バリューライン』
ケース2:大きなチャートの『バリューライン』
ケース2:大きなチャートの『バリューライン』
ケース2:大きなチャートの『バリューライン』

いかがでしょうか?実は「ぼーっ」と見ていては何も見えてこないチャートですが、実は多くのチャートでこのような「平行な3本のラインを引くこと」ができます。

そして3本の平行なラインを引くことによって、もっとチャートからたくさんの"見えてくるもの"が見つかるようになります。たとえば…「株価は3本のラインの中で動いているのであれば、一番下のラインに近づけば買い、反対に一番上のラインに近づいたら売れば良い」など。

次回から詳しく『バリューライン』について解説していきたいと思いますが、まずは皆さまもいろいろなチャートで「3本の平行なライン」を「自分なりでも構わない」ので引いてみてください。中にはラインが引けなかったり、引き方で迷うことがあるかもしれませんが、今の時点ではあまり細かなことを気にする必要はありませんので。

会員向け高機能チャートほど多機能ではありませんが、それでも新ケンミレのチャート画面では「チャートに自分でラインを引く」ことができるだけでなく、自分で引いたラインを「3本までなら簡単に平行なラインを追加する」こともできます。方法は簡単で、自分でラインを引いたときに「ラインの色がピンク色」の状態で「右クリック」するだけです。

また、一度引いたラインの色は「黒色」になりますが、黒色のラインをもう一回「左クリック」すれば「またラインの色がピンク色」になります。そしてピンク色になったラインを「左クリックしたまま」で移動しますと「線を上下左右に修正することもできます」ので、できるだけ多くのチャートでラインを引く検証をしてみてください。

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