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第33回 「買ってもよい銘柄」とは
2016/09/16 15:57
★「買ってもよい銘柄」とは
グッドイシューでは、株式投資を財産構築の手段にするのであれば「買っても良い銘柄」とは「割安株」だけだと考えています。しかし、この「割安株」という言葉は世の中に氾濫していますので、グッドイシューにおける「割安株」とはどんな株かをまとめました。
グッドイシューでの「割安株」の定義
1番目の条件 「過去に何度も大きく上昇した実績がある」
→買ったあとに大きく上昇する確率が高い
かつ
2番目の条件 「直前の上昇から大きく下落して、そろそろ下げ止まりそう」
→買ったあとに下落する確率が低い
グッドイシューでは、この2つの条件を満たしたものを「割安株」=「買ってもよい銘柄」と定義しています。
そして、この2つの条件を判断するための武器が「チャート」になります。
具体的な判断方法や技術的なことは別の機会に解説しますので、まずはこの2つのチャートの形をイメージしておいてください。
「買っても良い銘柄」とは、探して見つけるものではない
一般的には投資対象になる銘柄を見つける作業を「買っても良い銘柄」を探すと言います。しかし株式市場に上場している約4000銘柄の中から「買っても良い銘柄」を探すことは、たとえるなら広いグラウンドの中に落ちている米粒を探すようなものですから大変な作業になります。
「絞り込む」という方法で銘柄を見つける場合は、「どんな条件で探せばいいか?」という条件設定が難しいですし、もっと問題になることは自分の主観で条件を設定してしまうと「ついつい甘い判断をしてしまう」ということです。
さらに悪いケースでは「せっかく時間を使って探したんだから、完璧じゃないけどまあいいか」と妥協して判断してしまうことです。
しかし逆転の発想で「買っても良い銘柄」を探すのではなく、必ず守るべき条件を設定して、その条件を満たさない銘柄は「買ってはいけない」というように「絞り込む」のではなく「除外する」ようにすれば、自分に都合の良い判断や妥協した甘い判断をしなくなります。
そしてこの必ず守るべきルールこそが「割安株」の2つの条件を満たしているかどうかということです。
結論
「買ってもよい銘柄」を見つける場合は、常に「2つの条件を満たしているかどうか」をチェックし、満たしていない銘柄はどんどん除外するようにして、残った銘柄があればそれが「買っても良い銘柄」の候補になります。結果的に何も残らなければ、それは「買っても良い銘柄が今日は見つからなかった」ということですから、あきらめるだけです。