トップローリスク・ハイリターン投資 超入門編〜はじめての方向け〜(投資ブログ)
第30回 好きな銘柄を買う?
★好きな銘柄を買う?
多くの個人投資家は株を買う時、有名な会社を買うとか、良く自分が知っている銘柄を買うとか、テレビや新聞で儲かっていると言っているので買うとか、配当が良いので買うとか、株主優待が良いので買う、など独自の観点で銘柄を買っています。
その会社の株主になって、ずっとその会社を応援したいというのであれば問題ないと思いますが、「財産構築のために株式投資をしている」のであれば、上記のような買い方は「負ける買い方」となってしまう可能性が高いです。
有名な会社、知っている会社、儲かっているという報道があった会社を買う場合、チャートを確認して、株価が底値圏にあれば良いと思いますが、すでに上昇しているようであれば、いつ下がり始めるかわからないので買ってはいけません。
また、配当が良い株という理由で買っても、買った後に下がれば「配当以上の損」が出てしまい、配当を貰っても意味はありません。株主優待が良いから買うという方法も、買った株が下がれば意味はありませんし、売買で利益を出すことができれば株主優待の分を儲かったお金で買えば良いと思います。
つまり、株を買う時に考えなくてはいけないことは「この株はすでに上昇している株か」「この株は、これ以上は下がらない株か」「この株は買った後に大きく上昇できる株か」ということであり、有名とか、株主優待とか、配当とかは全く意味がないということになります。
財産構築の株式投資において良い株とは
「買ったあとに下がらない株」=「ローリスク」
であり
「買ったあとに大きく上がる株」=「ハイリターン」
です。
「そりゃ、そうだ!」と皆さんお考えだと思います。
ですが、個人投資家の多くは株を買う時に「今買ったら、このあと下がる可能性が少ないかな?」「買った後、どれくらいまで上がる可能性が高いかな?」とは考えて買っていません。
結論
株を買う時に一番大切なのは、「いつ買うか」で、次に「いくらで買うか」です。
財産構築のための「ローリスク・ハイリターン投資」では、
「いつ買うか?」の答えは、「株式市場全体が大きく下落して、ほとんどの銘柄が上昇するタイミング」です。
そして、「いくらで買うか?」はチャートを確認して、
「買ったあとに下落リスクが少ない」
「買ったあとに大きく上昇する可能性が高い」
の2つの条件を満たしている株価ということになります。
「チャートで何を見ればいいか?」ついては次回以降にご説明します。