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第8回 上がっている株を買うということ

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2016/08/12 2回目 17:10

ローリスク・ハイリターン投資への道 【上がっている株を買うということ】


日曜日のとある家庭、遅く起きたAさんがぼんやりとTVを見ていると、画面の中で不動産の専門家が刺激的な話をしていました。

「東京のマンションは2020年の東京オリンピック開催までは、まだまだ上がりますよ」
Aさんの眠気は一気に吹き飛びました。
「そうか!それなら駅前で売りだしているマンションを買ってみるか!」
と鼻息を荒くして、今朝の朝刊折り込み広告を真剣に見始めました。

「全室南向きで立地も良く、大手が施行しているので杭もちゃんと打ってそうだし、耐震強度も最高レベルと書いているのでこれはうまく行けば3〜4年でけっこう儲かるぞ」
と考えています。

その様子を見ながら昼ご飯の用意をしていたAさんの奥さんは
「やれやれ、また始まった」と少しあきれ顔です。


Aさん「ママ!昼ご飯を食べ終わったら、駅前のマンションを見に行かないか?」
奥さん「マンションを買う余裕なんてウチには無いでしょ!」
Aさん「でもTVに出るような専門家が、まだまだ東京のマンションは値上がりするって言ってたんだよ。だからいま買って2020年かその前くらいに売ればきっと儲かるぞ!」
奥さん「その専門家の話が本当なら、東京オリンピックの後に値下がりすると分かっているマンションを、こちらが売りたいと思った時に誰が高い値段で買ってくれるのよ!」
Aさん「あれ?おかしいな・・・誰が買うんだろう・・・」

奥さんは心の中で
「悪い人じゃないんだけど、単純すぎるのよね〜この人は・・・」と思いました。

これは株の世界でも同じこと

TVや雑誌で紹介されたりして上がっている株を見ていると「この株はもっとどんどん上がるかも!」と考え、ついつい買いたくなってしまいます。

そんな時にはAさんと奥さんの会話を思い出して下さい。「自分がいまこの株を買ったとして、それから後にさらに上がると思って買ってくれる人は居るのかな」と考えれば、きっと冷静になれます。

例えばAさんと同じような理由でオリンピック関連株を買おうと考えた場合「オリンピック直前まで保有すれば大儲け」となるためには、売りたくなった時に「さらにココからもっと上がるぞ!」と考える誰かが買ってくれないと高くは売れないわけです。

上がっている株を買うということは

みんなが考える好材料はすでに株価に織り込んでいるからこそ上昇しているのであって、さらに上がるためには新たな好材料や、もっと上がると考える買い手が必要になります。

結果として上がっている株がもっと上がるためには、そこから強力な後押しが必要になるのですから、自然と株価は下がりやすくなります。

逆に考えると

大きく下がった株式相場が、もう一段大きく下がるにはさらなる悪材料が必要になります。そういうものが新たに出てこないと、自然と株価は戻りやすくなります。

ではどちらが儲けやすいのか

答えは明らかです。相場が大きく下げたことを確認した上で投資をすれば「ローリスク・ハイリターン投資」が可能になるのです。