トップ株 入門チャートに強くなろうテクニカル編 6 ストキャスティクスの使い方

第6回 テクニカル編 6 ストキャスティクスの使い方

今回は「ストキャスティクス」について解説します。「ストキャスティクス」は現在の株価が割安か割高かを判断するときに使われる代表的なテクニカル指標のひとつです。では、その使い方について解説いたします。

ストキャスティクス」とは?

ストキャスティクス」とは米国のジョージ・レイン氏によって考案されたオシレーター系のテクニカル指標です。下落相場では終値が安値近辺で取引が終わり、上昇相場では終値が高値近辺で取引が終わる傾向があるという前提のもと開発されました。

ストキャスティクスとは株価の「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」を判断するための指標で、先行するライン%Kと遅行するライン%Dという動きが異なる二本のラインの『水準』や『クロスの仕方』を読み取ることで売買ポイントを見つけ出すものになります。

ストキャスティクス」の活用方法

新ケンミレのストキャスティクスでは、%Dを中心に見て「0%に近づくほど売られ過ぎ」、「100%に近づくほど買われ過ぎ」といった形で活用していただけます。また、30%以下にラインがある状態を売られ過ぎ、70%以上にラインがある場合を買われ過ぎの水準と判断して、さらにその、"売られすぎ""買われすぎ"のゾーンの中で%Kと%Dという二本のラインの"交差"を売買ポイントとしています。イメージとしては移動平均線ゴールデンクロスとデッドクロスに似ています。

では、具体的に「ストキャスティクス」を表示させたチャートを見てみましょう!

■実際のチャート

ストキャスティクスを使った株価水準の判断

慣れないことで「2つのラインだと見にくい」という方ならば%Dのラインだけを利用しても結構ですし、より判断を細かく見ることで深めてタイミングを正確に計りたいという方は2本のラインを利用してください。

上の図でご覧頂いたように「ストキャスティクス」が売買タイミングの判断基準の1つとして有効に機能している銘柄も数多くありますので、ぜひ探してみてください。

ただしこの数字はあくまでも過去の経験則に基づいたものですので、しっかりとチャートのチェックを行い、銘柄ごとの割安や割高な数値をみつけて、売買の参考データの一つとして使うべきでしょう。

【上級者向け】ストキャスティクスの計算方法
%K = (当日終値 − 過去n日間の最安値) / (過去n日間の最高値 − 過去n日間の最安値) × 100

%D = Σ(当日終値 − 過去n日間の最安値) / Σ(過去n日間の最高値 − 過去n日間の最安値) × 100(Σは新ケンミレでは過去3日間の合計としています)

■具体的な計算方法はこちらをご覧下さい。

例えば、下記の例にあるように株価が推移したとしましょう。

ストキャスティクスの計算方法

※4月5日に%Kを計算する場合以下の通り計算します
●%Kの算出方法は
%K = (当日終値 − 過去n日間の最安値) / (過去n日間の最高値 − 過去n日間の最安値) × 100 です。

5日目時点で計算をすると・・・
%K=(10800−10000)÷(10800−10000)}×100=100%

8日目ではどうなるか
%K={(10400−10400)÷(10900−10400)}×100=0%

●%Dの算出方法(なお、新ケンミレでは%Dは過去3日間で計算しております。)
%D = Σ(当日終値 − 過去n日間の最安値) / Σ(過去n日間の最高値 − 過去n日間の最安値) × 100(Σは新ケンミレでは過去3日間の合計としています)

7日目時点で計算をすると・・・
%D=【{(10800−10000)+(10900−10100)+(10500−10100)}÷{(10800−10000)+(10900−10100)+(10900−10100)}】×100=83.3%

8日目ではどうなるか
%D=【{(10900−10100)+(10500−10100)+(10400−10400)}÷{(10900−10100)+(10900−10100)+(10900−10400)}】×100=57.1%

以上のようになります。詳しい計算方法をご理解いただく必要はありませんので、考え方だけご理解いただければと思います。

【ポイント】
  • ■「ストキャスティクス」は過去の高値、安値を利用して現在の株価の割高、割安を判断するテクニカル指標。
  • ■新ケンミレのストキャスティクスはその銘柄にあわせた日数で最適化してくれるので、判断基準の一つとして活用しよう。

チャートに強くなろう

第1回 基礎編 1 ローソク足の見方
チャートとは株価の動きをグラフ化したものですが、日本で使われている最もポピュラーなチャートが"ローソク足"です。
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第10回 テクニカル編 5 RSIの使い方
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第11回 テクニカル編 6 ストキャスティクスの使い方
今回は「ストキャスティクス」について解説します。「ストキャスティクス」は現在の株価が割安か割高かを判断するときに使われる代表的なテクニカル指標のひとつです。
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「MACD」は平滑移動平均(もしくは指数移動平均)を使って、分析を発展させたテクニカル指標です。「MACD」によって相場のトレンドを判断でき、同時に売りタイミングと買いタイミングを計ることが出来ます。
第13回 テクニカル編 8 一目均衡表の見方
「一目均衡表」は時間的な概念に注目して作られた指標です。 特徴としては、トレンドの方向性や転換点を株価だけではなく日柄からも探り出そうとしていることで、他のテクニカル指標ではあまり使われない「9日」や「26日」といった計算日数が使われていることです。
第14回 テクニカル編9 ボリュームレシオの使い方
ボリュームレシオは、出来高に着目して現在の株価が割安か割高かを判定するテクニカル指標の一つです。
第15回 テクニカル編 10 サイコロジカルラインの使い方
サイコロジカルラインの「サイコロジカル」とは「心理的な」という意味です。つまりこのテクニカル指標は投資家の心理を数値化し、売買のタイミングに役立てようという考えから生まれたテクニカル指標です。
第16回 テクニカル編 11 ポイントアンドフィギュアチャートの使い方
チャート表示方法としての一つでポイントアンドフィギュアというものがあります。時間を横軸に取らず値動きのみを基準としたチャートの見方とその使い方を解説します。
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