トップケンミレ流良いチャート・悪いチャート

第17回 ケンミレ式ミニチャートの見方

株式投資で"勝つ"ための心構え

昔の投資家はチャートを使った分析をする専門家(チャーチスト)に対して、『チャートで株価の動きが分かるなら、明日の動きを当てて見ろ』と言って『半分バカにした』ような対応をしていました。反対に、銘柄ごとにファンダメンタルズを分析するアナリストに対しては『予想以上の幻想』を抱いていました。

それは、アナリストのレポートは『予測』ですから当たらなくても仕方がないと思い、チャーチストの行う分析やテクニカル分析は『計算』ですから、当たらないのはおかしいと思っていることです。更に、これまで大手証券の研究所が色々な投資ソフトを発表し、その投資ソフトがことごとく失敗してしまったことも、テクニカル分析に対して投資家が不信感を持ってしまった理由として挙げられます。

しかし、『株式投資は情報の勝負だ』と考えた個人投資家の『90%以上が負けていた』という統計が示すとおり、『情報』が全てであるという考え方だけで株式投資を行うのは間違った認識であるといわざるを得ません。もし株式投資が情報の勝負なのであれば、情報量の多い専門家に、情報量が圧倒的に少なく情報の新鮮度も低い個人投資家が株式投資で勝つことは不可能だということになってしまいます。

最近ではインターネットの普及により『これまで勝者しか知らなかった』情報を簡単にネットで知ることができるようになり、以前は投資家をだますような一部の投資家や会社があったとしても他の投資家に伝達する方法がなかったのですが、このような情報を簡単に知ることができるようになり、投資理論についてもケンミレをはじめとして色々な会社が投資理論を発表するようになりましたので、知る術がなかったことが原因で個人投資家が敗者になってしまう確率は非常に低くなりました。

問題は『テクニカル分析は計算だから、当たるか当たらないかがはっきりと分かる』ため、数回の当たり外れだけで良いか悪いかを判断してしまったことにあるのですが、ケンミレを使うことでこの認識の間違いに気付くことが出来たなら、その投資家は株式投資の勝者になれる確率がぐっと高くなったといえます。

株式投資とは『確率の勝負』であり、どの程度の確率を選ぶかは『リスクの選択』であり、リスクの選択は年間の『投資リターン』を決定するという単純な法則があります。この法則が分かれば『どのような投資をすれば良いのか』が自然に分かってきますし、それがはっきりすれば、自分に合った株式投資を実践して期待を満たすリターンを上げることも可能になってくるでしょう。

概念的に言うことは簡単ですが、自分が得たいリターンや取りたくないリスクがある程度はっきりしても、『いざ自分の法則を決めよう』としたり、ケンミレソフトを使って『投資する銘柄を決めよう』とすると、『どうすれば良いのか分からない』となってしまう方もいらっしゃいます。

そこでこの章では、「ミニチャート」で銘柄の絞り込みを効率良く行うためのコツをご説明してまいりたいと思います。

ケンミレ式ミニチャートの見方

相場環境や抽出する際の条件設定によって違いはありますが、ケンミレの銘柄抽出ソフトを使うとたくさんの銘柄が抽出されてきます。この章では、AからPの16銘柄を例に挙げ、買ってはいけない銘柄を除外するためのミニチャートの見方や判断方法を列記しました。

見る人や銘柄によってチャートから受ける印象は様々だと思いますが、このケンミレ式ミニチャートの見方を読んで『ケンミレはこんな見方をするのか』ということが分かっていただければ、銘柄の絞り込みがより効率よく行えるようになるでしょう。

まずは下の16銘柄のミニチャートをじっくり見て、自分なりに買っても良いチャートなのか悪いチャートなのかを考えてみましょう。