トップわかる株式用語四路五動とは

四路五動とは(しろごどう)

まずはざっくり

四路五動は、兵を動かす時の戦法のひとつです。中国の戦国時代には、王の元には必ず兵法に長じた戦略家がいました。その兵法は、今の時代にも通じる、勝つための方法・考え方・心の持ち方のお手本となります。

四路五動は、斉の国に仕えた孫ピン(尊称として孫子とも呼ばれます)の兵法と言われています。

路は四つでも、動きは五つある。

ということです。では、そのココロとは・・・

これだけは覚えよう!

路は四方向、前進・後退・左に進む・右に進む、という四つの動きだけでなく、実は最も大切な五つ目の方法があるのです。

それは、その場にとどまるという、敢えて動かない動作のこと。これが、四路五動の五つ目の"動"です。

戦で焦っては兵を失います。無理をすれば全滅です。だから戦略家は、まず勝てる環境が整うまで待って、戦います。反対に言うと、勝てる環境にならなければ下手に動かないということです。

人生にもビジネスにも通じる、さすが深〜い教訓ですね。そして、株式投資でも同じです。株式投資に四路五動を当てはめて見ると・・・

一、買いタイミング(戦)が近づいて来たら、情報を集め、ソフトを使ったり、下がったチャンスで怖がらずに買うぞと心の準備を始める(馬や武器や食料を揃え士気を高める)

二、いよいよとなったら、買いたい銘柄を絞り込んで買い値を決める(配置や作戦の決定)

三、買う(戦闘)

四、売る(退却)

そしてもっとも重要なのが、相場がよく分からない時や、安全で絶対に勝てるという環境になるまでは、

五、待つ(動かない)

この『待つ』ことは、個人投資家だからこそ使える最強の武器です。

プロのディーラーは、毎日、毎週、毎月、という短い期限の中で利益を出さなければいけません。月に1回も売買しなければクビになってしまいます。だから、完璧に勝てる環境でなくても出陣せざるを得ないのです。勝ったり負けたりしながら利益を出せずに消えて行くディーラーは大勢います。

でも個人投資家なら、自分の「買いたい!」という気持ちをコントロールすることができれば、勝てる環境になった時にだけ戦えばいいのです。

もうひと頑張り!

いつでも買って、いつでも儲かるなら誰も苦労はしませんね。でも、勝てる環境とはいつなのか?が分からないので、多くの投資家は的ハズレな時に買っては損をしてしまいます。

このグラフは、勝てる環境になった時とはいつなのかを見えるようにしたものです。

東証一部の全銘柄を毎日買ったとして、その後上昇したら赤、下落したら青の色をつけています。青が少なく、ほとんど赤ばかりの時が、勝てる環境の日だということです。

その勝てる環境の日とは、日経平均株価が上がっているときではなく、大きく下がったタイミングです。1年に数回しかありませんが、このときまで待てればいいのです。

前の用語次の用語

会員のご質問:銘柄選び、買値の決定、売り時、失敗銘柄の処理など、動画で回答しますnew
高機能チャート

高機能チャート会員のご案内

申込はこちら