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2016/09/29 13:46

【イチから始めよう】 下落確率の高いデッドクロスとは





【下落確率の高いデッドクロス】
一般的には下落のサインと言われているデッドクロスですが、買いサインと言われているゴールデンクロスにも「買っていい」パターンと「買ってはいけない」パターンがあるように、デッドクロスにも、どのような状況で出るかによって「実際に下落する確率が高い」デッドクロスと「下落する確率が低い」デッドクロスに分かれます。

おさらいになりますが、移動平均線は過去の株価の「平均」をつなぎ合わせたものなので、
・株価は上昇する時には株価に遅れて上昇し
・下落する時には株価に遅れて下落する
という性質があります。

この性質からデッドクロスの場合も、株価と2本の移動平均線の動きの時間差が小さい場合が、下落確率の高いデッドクロスとなります。

★株価が下落し始めてから時間が経ってデッドクロスが出ても、株価はすでに下落してリバウンドし始めるケースがあるからです。


【下落の確率が高いパターン】
■それは株価が大きく上昇した後に、一定期間高値圏で横ばいを続けて、移動平均線の動きがなだらかになった後に出た時です。

なぜならば、株価の横ばいが続いたことによって、株価と短期・長期の2本の移動平均線が接近するからです。

これにより、株価が下落を始めるとすぐに短期の移動平均線も下落を始めますので、長期の移動平均線と交わるまで時間がかからず、結果として下落の初期段階でデッドクロスが出現するから有効になります。

拡大する→▼http://miller.co.jp/img/opin/20160929_sai_01.png




【下落の確率が低いパターン】
■逆V字型の、急騰後の急落パターンは下落確率が低くなります。

なぜならば、株価が急騰後急落したことによって、株価と2本の移動平均線の距離も離れている状態なので、株価が下落し始めてからデッドクロスが現れるまでに時間がかかってしまい、出た時にはすでに逆にリバウンド局面に入っている可能性があるからです。

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■注意■
横ばい相場の後でも、株価がすでに下落した後の横ばいで出た場合には売りサインにはなりません。

相場が下がった後に出るパターンはすでに買いタイミングが近づいている可能性が高いからです。

拡大する→▼http://miller.co.jp/img/opin/20160929_sai_03.png





【結論】
1 株価が大きく上昇して高値圏で一定期間横ばいを続けた後のパターンは下落確率が高い。
2 逆V字型の急騰→急落時は株価の下落とデッドクロスに大きな時間差が出るので下落確率が低い。

3 横ばい相場の後でも、株価がすでに下落した後の横ばいで出た場合には売りサインにはならない。



※日経平均株価の週足チャートでは、先週末(9月23日)にゴールデンクロスが出ました。


★おさらい★
デッドクロス----------------------------------------------------------------

上昇相場では、短期の移動平均線の方が先に上昇するので長期の移動平均線よりも上にありますが、その後株価が急落すると短期の方が早く下がり始め、どこかのポイントで「短期の移動平均線が長期の移動平均線と交わり、さらに突き破って下落する」ことになります。

このように期間の短い移動平均線が期間の長い移動平均線を上から下に抜いていく形をデッドクロスと呼び、「相場が下落に転じたサイン」と一般的に言われます。

※ゴールデンクロスとデッドクロスをもっと勉強したい方はこちらからどうぞ
http://www.miller.co.jp/report/wakaru/20120224.html

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