トップ勝者への道 第15回 株価と出来高は勝者の重要ポイント!

勝者への道

第15回 株価と出来高は勝者の重要ポイント!

≫レポート目次を見る

ケンミレの投資理論の中心である、パイの原理、3つのバリューに続き、株式投資で勝つための株価変動メカニズムについて説明します。但し、これから申し上げることは『プラスアルファー(+α)』と考えて下さい。

昨今、ネット証券が主流を占めるようになったので、以前と若干出来高の形成過程が違ってきています。今回は出来高が予知するものについてレポートします。

中心の2つの理論を理解すれば、財産構築のための株式投資は『割安を買う』こと以外になく、割安も投資レベルや投資に使える時間によって変わってくることが分かります。

さらに、その結果として『投資スタイルが決定』できることがお分かりになったと思います。

出来高が予知するもの

以前に出来高に関する投資ソフトを作りました。このソフトは『本日、A日平均出来高のB倍まで出来高が急増した銘柄で、株価がC%以上上がったあと、D%以上下落していて、更にE〜F%の間で上昇している銘柄』を探す『出来高から初動の銘柄を探す』ソフトでした。

突然、難しいことを言っていると思った方もいらっしゃると思いますが、これはごく自然な投資をおこなうための条件になっています。

なぜならば、株価が大きく下落したあとに使うソフトなのですが、株価が大きく下落しますと『当分上がらないだろう』と多くの投資家が考えますので、当然ですが出来高が大きく減少します。

そして、突然出来高が増加するのは『新しい相場が始まった』からです。
つまり株価が上昇する材料を知らなくても、出来高の動きや株価の動きをチェックするだけで『新しい材料が出た』ことが分かるわけです。

なぜ、出来高が増加するのか?

株価が下落していて出来高が減少している銘柄が、『そろそろ上昇に転じる』ことが分かる投資家はほとんどいないと思います。

したがって、出来高ができていない時に、その銘柄が上昇すると思って買える投資家は『何かを掴んだ投資家』か、あるいは『常にその銘柄に投資していて、そろそろ上昇に転じることが分かる投資家』です。
ともあれ、一般の投資家にとっては『この動きは分りにくい』と言えます。

最初に目を付けた投資家が買うことで『売りが少ない』こともあって、株価が上昇に転じますが、この上昇に転じた銘柄を探している投資家が『この動き』に気がついて買いに行きます。

この段階である程度上昇しますので、『ここで一旦利益確定売りで株価は下落』します。そして、利益確定売りが終わると再び株価は上昇しますが、この時には『その銘柄が一度上昇した銘柄だ』と多くの投資家が知っていますので、この二回目の上昇は一回目の上昇よりも出来高が増加して、上昇率も高くなる傾向があります。

そして、昔はこの上昇でほとんどの銘柄が中期調整に入ったのですが、現在はインターネット取引が活発になったことで、この動きを知ることができる投資家が急増し、3回目、4回目と短期上昇が続くことが多々出てきました。

そのためケンミレでは、『中期波動の上昇トレンドのなかに2〜4回の短期波動の上昇がある』形を一般的な形とし、株式市場の動きによって『平均では常に2〜4回の短期波動で一回の中期波動になるように最適化』しています。

そして、上昇が終わって調整に入ると『数ケ月単位での調整となる』のが以前の相場でしたが、最近はここでも変化が出てきました。
それは「押し目買い」や「待ち伏せ買い」の投資手法が、一般化してきたためです。
具体的には『上昇したあとで、ある程度下落すると自然に押し目が入って、一回出来高が急増する』動きがあることです。

この動きにより『短期波動の上昇が、2回ではなく、3回、4回と続く原因』になっています。
そして、この押し目買いで出来高が増加し、少し株価が上昇したあとに再び下落に転じて『前の安値を更新して下落』するパターンが多く出てきたことから、少し難しくなりました。

それは底を打って上昇に転じても、その前に押し目買いをした水準まで上昇すると、その段階で『ヤレヤレの売り』が出て上昇が止まるからです。
そのため底値買いをしたとしても、『次の出来高ができている価格帯までの上昇率が低い銘柄』は投資対象から外した方が良いと言えます。

このような動きを見る機能が、『価格帯別出来高分布』機能です。
まとめますと、株を買う場合には『その銘柄の一回の上昇余力=上昇率』をチェックして、あまり上昇率が大きくない銘柄は最初から除外した方がよいということになります。

図1

以上、出来高ができていない銘柄が突然出来高が増加したときには『新しい材料が出た』可能性があり、更に上昇する可能性があります。
このような銘柄を買う方法を『初動買い』と言います。

そして、出来高が急増すると、『パイの原理』から、どこかで流入資金が一杯になって下落に転じますので、出来高急増が続いた銘柄は『要注意』となります。

一般的に『初動では、出来高増加の3日目に一旦下落に転じ、1〜2日調整して再び上昇に転じる』ことがありますので、この2つを株価メカニズム=株価が変動する要因として覚えておいて下さい。

【ポイント】
■株価の変動を想定する際には、「出来高」にも目をくばる必要がある。
■価格帯別出来高を使うことで、「戻り売り」が出やすい価格帯が分かる。

株勉強 topへ
勝者への道
全21回