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第12回 損切りルールの作り方

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株式投資に100%の勝率はありません。しかし、勝率が50%以下でも年間投資成果をプラスにする方法が2つあります。

今回は投資成果をプラスにする方法に必須である「損切りルール」についてさらに突っ込んでレポートします。

勝率100%は必要ない!

株価がこれ以上下落をする確率が低い価格を探す方法と、失敗したときの対処方法の2つがマスターできると、株式投資を割り切って考えられるようになります。

株式投資で100%は勝てませんし、買ったところが安値になる確率も100%ではありません。

ですから、買ったあとに株価が下落することを想定しなければならないことがわかります。

買った銘柄が全て下がらずに上昇すると思っていて、実際に買った後に下がってしまうと『下がるのを見ているだけ』となります。

しかも、それが大きな調整になった時には、それまでに儲けた利益がなくなるだけでなく、元金まで減少してしまうことになります。そうなりますと、勝率が50%を上回ったとしても年間投資成果がマイナスになる危険性が出てきます。

勝率は70%前後を目標にすれば最高ですが70%、60%の勝率が得られなければ、年間の投資成果がマイナスになるというのでは、そもそもの投資計画に誤りがある可能性があります。

株式投資を財産構築の手段にするためには、50%前後に勝率が落ちたとしても年間では儲かるような投資方法を知る必要があります。

そのために、『下がる確率が低い株価で買う』方法と、今回解説する『失敗した時の対処方法=損切りルール』が必要になると思います。

損切りルールの作り方

損切りができない理由は、

第一に自分が選んだ銘柄は全て上がるはずだという錯覚と上がって欲しいという思い込み
第二にすぐに上らなくても、待っていればそのうちに上がるという希望的観測
第三に高値掴みの後大きく下落し、損失が大きくなって売るに売れない
の3つに集約されると思います。

逆に言うと、この投資家心理のマイナスの点を克服できれば『損切りができる』ようになる訳です。
そのためには『買ったあとに株価が下落しない価格の探し方』をマスターして、「買ったあとに大きく下落して損切りができない」事態にならないようにするのが1つの方法です。

もう1つの方法は、『投資家の錯覚と希望的観測を排除』するルールが必要になります。

このルールの基本は、『相場観を無視すること』です。
錯覚や希望的観測が起こる理由は、『そのうち上がるかもかもしれない』という相場に対する自分なりの考え方が根底にあるからです。

つまり、「今後相場がどうなるか」を考えてしまいますが、結局のところ先の事は誰にも分からないのですから『錯覚と希望的観測』に負けて、損切りができなくなります。

そして、投資した銘柄のうち、儲かった銘柄だけを売り、損している銘柄を売らないでいると、最初の買いで損した銘柄が売れ残り、次に儲かった資金で買った銘柄のうち、再び損した銘柄が売れ残ることになります。

そうなると最後は皆売れ残った銘柄ばかりになって身動きが取れなくなってしまいます。こうなってしまうと、株式投資は利率の低い定期預金よりも悪い投資になってしまいます。

つまり、損切りは必ず行なわなければならない投資戦術なのです。

損切りのルールは2つしかありません。

損切りのルール

万が一、買った後に値下がりしてしまったときにも動揺せずに売ることができるようにルールを決めておきましょう。株式投資を財産構築の手段にする上で、株式投資には必ず失敗があるので、失敗した時の損切りのルールが必要なことを理解して下さい。

【ポイント】
■株式投資で勝率100%はない。株式投資をおこなう際にはそれを前提にルールを決める必要がある。
■損切りは感情に任せずにルールに基づいて厳密におこなえるかどうかが勝負の分かれ目になる。

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