トップ勝者への道 第11回 勝者のリターンアップ方法!

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第11回 勝者のリターンアップ方法!

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株式投資で勝つための大きな課題に『どうすれば、同じ努力でできるだけ大きく儲かるのか』という効率性の問題があります。

よく「ハイリスク・ハイリターン」と言われますが、ハイリターンを取る方法はハイリスクな方法だけではありません。そこで、今日は『リターン率アップ術』についてレポートします。

大きく儲ける(ハイリターンを取る)方法は2つあります。この2つを明確に頭のなかで整理しますと、実際の投資戦術で大きな武器になると思います。
この2つの方法とは『1回で大きく儲ける方法』と『回数で大きく儲ける方法』です。

1回で大きく儲ける方法とは?

株価の動きは、企業の成長性と投資家の人気度によって決まります。大まかに分けると前者をファンダメンタルズと言い、後者を需給(テクニカル)と言います。

1回の上昇で10%上昇する銘柄と、30%上昇する銘柄、50%上昇する銘柄など、各銘柄によって上昇率は違ってきます。

ケンミレのソフトでは『平均上昇率』という項目で、その銘柄が持っている上昇力を一覧表示していますが、これも『できるだけ1回の上昇率が高い銘柄に投資すべき』と考えているためです。

10%上昇する可能性がある銘柄であれば、「底値は買えず、高値は売れず」という株式投資の諺からすれば5%前後の利益しか取れません。
しかし、30%上昇する可能性がある銘柄であれば、「底値は買えず、高値は売れず」でも20%前後の利益を得ることができます。

たとえば100万円投資したとすれば、前者は10万円、後者は40万円の利益が得られることになり、この投資が5回あれば50万円と200万円となり、トータルで150万円もの差になります。
そして、この動きを20年続けると、単純に計算して1000万円と4000万円となり、トータルで3000万円もの差になります。そして現実の投資は、複利で計算しますのでもっと大きな差になります。

つまり、株式投資をする時に銘柄を選ぶ前提条件は『できるだけ上昇率が高い』銘柄に限定して投資すべきだと言えます。
この方法が株式投資の初心者にとって、もっとも良い投資方法だと思います。
言い換えますと売買回数を少なくし、その代わりに1回の上昇率の高い銘柄だけに投資する方法です。

投資回数で大きく儲ける方法とは?

売買回数が多くなるとリスクも高くなるが、年間投資利益率が大きくなると申し上げたことがあります。
どうしてリスクが高くなるのに儲けが大きくなるのかと言いますと、これは非常に簡単な算数になります。

仮に1回の投資で10万円儲かるとして、その投資家が年間で5回投資し、成績は4勝1敗としますと勝率は80%になります。株式投資で勝率80%は異常な数値ですが、この異常な数値は『売買回数が少なければ不可能』ではありません。
なぜならば、売買回数が少ないと言っても『年間で数回しかない中期の調整が終わった、つまり、リスクが少ないところだけで売買するから』です。

しかし、売買回数を多くするには『チャンスがあればいつでも投資する』ことになります。言い換えますと、リスクが高くなったところでも投資することになります。

そして、株式市場は上がれば下がり、下がれば上がります。このため、上がったところで買うと、下がる確率が高いところで買うことになるため、当然負けが多くなりますし、勝率は悪化することになります。

例えば、Aさんは年間5回投資して4勝1敗、利益は10%、損失も10%で、投資金額は100万円としますと、この投資家の勝率は『80%』で、利益額は30万円(40万円−10万円)となり、利益率は30%となります。

これに対して年間で100回投資するBさんは、勝率は55勝45敗とします。
勝率は当然、55%と前者の80%に比べて劣ります。
しかし、利益額は550万円−450万円=100万円となり、前者の30万円に比べて約3倍以上となります。そして、利益率は100%となります。

  Aさん Bさん
投資金額 100万円 100万円
年間投資回数 5回 100回
利益率 10% 10%
損失 10% 10%
勝率 80% 55%
勝ち数 4勝 55勝
負け数 1敗 45敗
利益額 30万円 100万円

つまり、勝率重視で負けない投資であっても、年間利回りでは『ある程度の利益率』を得られるが、投資回数を増やすと、負ける確率は増加(リスクは増加)するが、トータルでの利益率は逆に大きくなることがわかります。

これが、売買回数が増加すると負けるリスクが高くなっても、トータルの利益率が大きくなるというマジックの正体となります。

ただし注意していただきたいのは、売買回数を増やすことができるのは、投資に時間を使うことができて、なおかつ損切りが確実にできる投資技術の高い投資家に限られます。あくまでも初級者の方は中期の売買タイミングで売買自体は少なくても、確実に利益を取るようにしていきましょう。

【ポイント】
■儲ける銘柄の大前提は、上昇率が大きい(儲かる)銘柄かどうかで決まる。
■中上級者限定であるが、損切りが確実にできれば売買回数を増やして利益額を増やすことができる。

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