トップ勝者への道 第6回 投資スタイルの決め方

勝者への道

第6回 投資スタイルの決め方

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今回は「いきあたりばったり」の投資を卒業して「どのようにすれば勝てるか?」について今回ご説明させていただきます。

多くの投資家が株式投資を始めるときには、『できるだけ大きく儲けたい』と考えて投資すると思います。

そして、儲かると思えば『いつでも投資する』投資スタイルを採っていると思いますが、この投資スタイルは『行き当たりばったり』の投資スタイルであり、一貫性が無いために、『運がよければ儲かり、運が悪ければ損をする』結果になります。

そして、運は『たまにしか』やってきませんので、多くの場合株式投資で負けることになります。

もしも株式投資を財産構築の手段と考えるならば、『勝つ確率をできるだけ高くする』ために、できることは全て行なった方がよいと思います。 その最初に行なうことが『自分に合った投資スタイルを確立する』ということです。

目標利益の設定方法

年間目標利益を設定するためには、いくつか考えないといけないチェック項目があります。このチェック項目を検討すると、自然に自分の年間目標利益が決まります。

その項目とは『自分の投資レベル』、『自分が株式投資に割ける時間』、『自分が持っている人脈』です。

(1)投資に割ける時間の検討

「投資に割ける時間を検討する」際に一番重要なのは、『自分が株式投資に使える時間の長さ』です。 この長さによって株式投資のスタイルの半分以上が決定されると考えてもよいと言えます。

例えば、毎日投資したいという投資スタイルの場合には『毎日投資銘柄を探す時間』が必要になりますので、株式投資に使える時間は毎日であり、しかも1日当たり3時間程度は必要になります。

1日3時間使って、毎日株式投資の検討を行なうと、年間で200日の投資する日があったとすれば、最低でも200回以上の投資回数となります。

投資回数が増加すると『ほとんどの銘柄が上昇する相場』でも投資できる代わりに『ほとんどの銘柄が下落する相場』でも投資することになるので、投資の勝率は当然ですが低くなります。

株式投資は『勝率が50%以下でも、50%以上の利益率を獲得できる不思議な世界』ですが、毎日投資する投資家は『仮に勝率50%以下でも勝てる』投資方法を知らなければなりません。

もし、この投資方法を知っていれば『年間の目標利益率は100%を突破する』レベルに設定することもできます。言い換えますと、『利益率では一番高い利益率を設定できる』のがこの投資スタイルとなります。

但し、この投資スタイルは『投資技術』を要求されますので『投資レベルの高い投資家限定』になります。

一般の個人投資家がこの投資スタイルを採った時には、『99%の投資家が、短期で投資資金をなくす』ことになると思います。
なぜならば、一般の投資家の投資レベルはそれほど高くはないからです。
レベルが高くないと言う理由は、そのような投資手法を『覚えるための本』も『実践するための武器』もないからです。

したがって、ほとんどの投資家は上記のような売買回数が多い短期の投資スタイルとは、違う投資スタイルを採らなければなりません。

一般投資家はどうすればよいのか Aのタイプ

できれば毎日、少なくとも週に何度かは株式市場全体の動きを自分の好きなレポートでチェックし、週に何日かは『買いたい銘柄』を探す投資家が、このグループに当てはまります。

株式投資を始めたばかりの投資家のほとんどが、この投資家のグループになるので大多数が当てはまるかと思います。

このグループに入る投資家の特性は「投資理論や投資技術を知らない」、銘柄は「何かを参考にして銘柄を探すが、その時々で方法は違っている」ことです。
このような投資家が株式投資の勝者になるために必要なのは、『株式投資で勝つための心構えと理論と技術』をマスターすることです。

多くの日本人は、『幼稚園2年・小学校6年・中学校3年・高等学校3年、大学4年』と、社会人になるために『19年間も勉強』します。
つまり、19年間もお金と時間を「自分の将来のため」に投資しています。
そして19年間も投資したのに、社会人になると何も分からず、改めて社会人としての勉強をします。言い換えますと、19年間の勉強は『社会人になってから勉強するための基礎知識の勉強』となります。

しかし、多くの日本人は受験勉強で『自分が持っている生涯勉強時間のほとんどを使いきってしまう』ために、社会人になってからは勉強したくないと考えてしまいます。学校での勉強は、社会人になってから勉強するための準備であるはずなのに『社会人になると多くの人はあまり勉強しなくなる』傾向があります。

株式投資を始める投資家で、実際に投資するまえに『19年間に相当する勉強』をしている投資家がどれくらいかと言いますと『ほとんどゼロに近い』のではないかと思います。良くて投資をしながら勉強する程度で、勉強が終わるまでは投資をしないという強い意志を持っている投資家は少ないのではないかと思います。

したがって、このような投資家グループに対して研究員のような勉強をした方が良いと言ってもほとんどは不可能だと思います。

また、このグループの投資家で『デートをしたい』『友人と飲みに行きたい』『ゴルフや競馬に行きたい』『家族と団欒したい』という欲求がある方は、毎日投資するという投資スタイルを採らない方が良いと言えます。

このグループの方が採るべきスタイルは、短期波動の押し目買いで、ある程度上昇したら休んで、株式市場が調整に入り更にそろそろ上昇に転換するという時まで待って、上昇に転じたら再び短期波動の押し目を買う、という投資スタイルを採った方が良いと思います。

結論としては、このグループはできれば毎日市況だけは読み、相場が調整に入ってそろそろ上昇に転じると思われる時から『銘柄探し』を行ない、相場が転換した時に合わせて『買いたい価格』を決定する投資スタイルが良いと思います。

ここで重要なことは、相場が転換しそうだと思った時から『毎週、同じ様に銘柄を探し、買いたい価格を探す』作業をすることです。

なぜならば、毎週行なうことで『毎週、同じように銘柄が抽出』されますから、その銘柄に対して馴染みができますし、馴染みができますと『相場転換の時に買う決断』がしやすくなるからです。

この方法のもう1つのメリットは『何回もチェックする』ことで、その銘柄が本当に投資して良い銘柄なのか、それとも投資しない方が良い銘柄なのかが、分かるようになることです。

言い換えると、何度もチェックすることで勝つ確率をアップさせる事ができます。そして、チェックの回数も増えれば増えるほど勝つ確率は高くなります。

Aグループの投資家の投資スタイルは1種類ではありません。投資レベルや使う時間によって細かく細分化されます。つまり、Aグループの投資家は千差万別であり、自分の使う時間と投資レベルによって自分で投資スタイル決定します。そして、1年が経過するごとにレベルがアップしたり、使う時間が変わったりするため、毎年正月などに投資スタイルを作り直すことになります。

「1年の計は元旦にあり」とよく言いますが、株式投資では『正月に行なう投資スタイルの決定』がその1年の投資成果を決定し、投資スタイルが合っていればいるほど年末での成果が大きくなると思います。

もう一つの一般投資家グループは Bのタイプ

もう一つのいわゆる"初心者"グループに入る投資家は『投資を始めたばかりの投資家』と『あまり株式投資に熱心ではないが、老後の財産構築の一つとして株式投資も必要ではないか』と考えている投資家です。

一般投資家Aの投資スタイルは年間で2〜3回ある中期の上昇波動で投資しますが、そろそろ高くなったと感じるまで投資を続け、高いと思ったら止める投資方法です。
したがって、普通一回の中期波動のタイミングで行う投資回数は2回前後となり、銘柄数も4〜5銘柄となります。このため、一回の中期波動での合計投資回数は8〜10回となり、中期波動が年間で2回あればトータルでは16〜20回、3回あれば24〜30回が投資のトータル回数となります。

ここから、年間目標利益率は30〜100%前後まで設定する事が可能となりますが、この差は「時間の使い方」と「投資レベル」、「投資ソフトの熟練度」などによって決定されます。

これに対してBの投資家は『通常はほとんど投資に時間を使わず、テレビや新聞で株式市場が大きく下落しているというニュースを見た時に動く投資家』と言えます。
それは、このような投資家は『財産構築の手段として、株式投資の比重が小さい投資家』と言えますので、株式市場が大きく下落したときにだけ投資する方が良いからです。

このタイプの投資家は『ラッキー』が頼りとなります。なぜならば、このような投資家は、武器となる投資理論も投資技術も投資の武器も持っていない投資家であり、うまくタイミングが合えば儲かりますが、タイミングが合わなければ株式投資を忘れる投資家だからです。

【ポイント】
■いきあたりばったりの投資から卒業するためには、年間を通した勝ち方を知る必要がある。
■年間目標利益率は「投資技術」、「投資に使える時間」、「投資に関する人脈」で決定される。
■大多数の投資家は使える時間が限られているので、短期波動でなく中期波動の調整時を売買チャンスとして狙う。ただしそのためには、相場が動いていない時でもチェックが大事。

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