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勝者への道

第5回 株価からみる売買タイミング

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ケンミレでの割安株の定義を詳しくご説明しました。「勝者への道 第5回」では割安株をいつ買うのか?売買タイミングを認識する方法として一番分かりやすい方法、『株価の水準』からチェックする方法をお話します。

この方法のメリットとしては『多くの専門の投資家が使っている』ことがあげられます。多くの投資家がこの方法を使っているため、転換点で多くの投資家が動きますから『ますます、そのタイミングで株価の動きが反転する』可能性が高くなります。

ケンミレ式割安株の割安タイミング判別法

株価は上がれば、かならず下がります。
そして、株価が上昇局面において『前回の高値を突破し、下落しても前回の安値まで下がらない形』を上昇トレンドと言います。

逆に、株価が下落局面で『前回の安値を突破し、上昇(リバウンド)しても前回の高値まで上昇しないで下落に転じる形』を下降トレンドと言います。

そして、この形は大きく分けますと3つの形に分かれます。その3つは、短期(5日から20営業日)で繰り返す短期波動と、中期(短期の波動が幾つかあわさって構成される)で繰り返す中期波動、長期(中期の波動が幾つか集まって構成される)で繰り返す長期波動です。

そして、
(1)短期波動の下落調整のタイミングで投資する方法

(2)中期波動の下落調整のタイミングで投資する方法

の2つが財産構築のための投資の基本となります。

長期波動の場合には短期と中期での投資の延長と考え、長期波動の割安な時に投資する方法は第4回で述べましたように、財産構築の投資手法からは少し外れます。

そして、株式投資のレベルがアップすればするほど『短期波動の調整で割安になった時を売買タイミング』と捉える投資方法になります。

この短期の下落調整で投資できるようになれば、株式投資の最大のキーである資金効率を重視した投資ができます。

短期波動の下落調整での投資は、『下落が止まる価格で買って、そこから反転上昇に転じた時に目標利益で売ります。』

ただ、この方法には欠点もあります。

それは短期波動の調整と思って買った時に、その調整の前の上昇が短期波動の最後の上昇だった時には、買った価格で株価が止まらず、長期上昇幅に対する下落調整が止まるところまで下落し続けることです。

短期波動の売買の弱点をカバーする方法

上で触れましたように、短期波動の調整を最後まで買う場合には『最後の一回は100%負ける』ことになります。

この欠点をカバーする投資方法は2つあります。

(A)ある程度株価が上昇したところで、そろそろ危ないから休んで中期波動の調整を待ち、調整が起こったら『株価の下落が止まるところで待ち伏せする』投資方法です。

この方法の欠点は、そろそろ危ないと思って休んだら、その後も上昇を続けてしまい、なかなか下がらずに待ちきれず、今回は普通の相場とは違うと思って『また買ってしまう』ことです。

この場合には『買ったところが高値』となり、上昇率が大きい分だけ下落率も大きくなりますので、損失も大きくなる危険性があります。

この失敗を防ぐには、一度決めたら『その後にいくら株価が上昇しても調整が起こるまでは待ち続ける』強い意志を持つことが必要です。

(B)もうひとつの方法は中期波動が高値をつけるまで、最後まで買いつづける方法です。この場合には『自分なりの損切りのルールをきちんと持ち、そして実行できる投資レベルに達している』ことが前提条件となります。

損切りができないのにこの投資手法を採りますと『最後の一回の負けが大きくなって儲けがなくなったり、それまでの儲けを失うだけでなく損失になる』こともあります。

しかし、それでもこの投資方法の利点は大きいと言えます。それは相場の勢いが強く、6ケ月も短期上昇が連続するなど『中期で相場が上昇し続けた』時に顕著です。

この場合には相場が続いている間はずっと勝ち続ける確率が高くなりますので『株式投資の儲けのチャンスを最大限に活かす』ことができます。

証券会社のディーラーなど、デイ・トレードのプロは多くがこの投資方法を採っています。

これまでご説明したことは株価の動きを前提にして割安度を計って割安株を探す方法ですが、もうひとつ別の割安度を計る方法があります。

それはファンダメンタルズに注目して割安度を計る方法です。

なお、今回ご説明した「テクニカル分析」による割安株探しは、バリュー投資と呼ばれます。もうひとつの方法である「ファンダメンタルズ分析」による割安株探しは、グロース投資と言われる投資方法です。

このバリュー投資とグロース投資については、別の機会にご説明します。

【ポイント】
■売買タイミングを計る方法として、「短期波動の調整」もしくは「中期波動の調整」を使う方法がある。
■リスクを抑える一番の投資方法は、「中期波動の調整」もしくは「低い株価水準での短期波動の調整」で投資をする方法である。
■短期波動は利益を積み重ねるのには有効だが、最後に大きく負けてしまうのでロスカットをしっかりおこなう必要がある。

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