トップ6つの相場環境ごとの投資戦術 「第2回 底値圏の相場(リスクが一番少ない)」

6つの相場環境ごとの投資戦術

第2回 底値圏の相場(リスクが一番少ない)

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底値圏

底値圏とは「日経平均株価」や「TOPIX」が大きく下がっている時のことを表します。株は上がれば下がりますし、下がれば上がります。大きく下がっていればいるほど、その後の上昇率もとても高くなるので、投資の絶好のチャンスといえます。大きく下がっている相場で投資をすることは、とても難しくなります。なぜなら、もっと下がるのではないかという不安が常に襲ってくるからです。しかし、株の原理である下がれば必ず上がるということを理解していれば不安も払拭されるでしょう。底値圏は大体年に2〜3回やってきます。「日経平均株価」や「TOPIX」のチャートを常に見ていて、大きく下がっている時に買いにいけばよいのですから、とても初心者の方に向いている相場と言えます。上記を念頭に置いて、下記の4つを学びましょう。

1.株式組入比率−全体総額の約90%を投資に利用

株式投資でプロの投資家が最も気を使うのは、投資総額に対してどの程度まで株を買い、どの程度まで『更に下落した時に備えて現金で持っているか』ということです。絶好のチャンスである底値圏の場合は、投資資金が一番高く、キャッシュ比率が一番低くなります。しかし、キャッシュ比率をゼロにするということは100%ありません。なぜならば、誰も株式市場の底値は分かりませんし、政治や経済や戦争など投資家がコントロール出来ないところで『突然、悪材料が出る』ことがあるからです。この突然の悪材料に対して『急落相場を見ているだけ』となっては、折角のチャンスを生かせませんので、勿体ないのですが『キャッシュ比率として最低でも10%』は残すべきでしょう。更に信用取引をしている投資家の場合には、株価が更に大きく下落したとしても追証が発生しないレベルまでの買いで止めておくべきです。例外は歴史的な暴落の時です。過去で言いますと、1987年、1992年、1995年、1998年、2003年のような日本経済が終わってしまうという危機感で株式市場が大きく下げた時にはキャッシュ比率をゼロにし、更に信用取引でレバレッジをかけても良いですが、上級者向けとなりますので、基本的には初心者の方は控えましょう。

2.目標利益率(過去に大きく上昇した実績のある銘柄を探す)

株式市場全体が大きく下がった時の投資で真っ先に考えることは、どの銘柄を買ったとしても、99%は儲けて売ることが出来るということです。株は下がれば上がります。底値圏で購入すれば、後は上がるのを待つだけです。しかし、このときにもう一つ大きなポイントがあります。それは、その後の上昇率を考えるということです。なぜならば、どの銘柄も大きく下がっていて、99%儲けることが出来る時に、どうせならその後の上昇率が高い銘柄の方が儲けも高くなるので、絶好のチャンスをさらに生かせることが出来ます。ですから、ただ銘柄を探しにいくだけではなく、過去に株式市場が大きく下がった時、その後、この銘柄はどのぐらい大きく上昇したかを調べるとさらによい結果が得られるでしょう。更に、上昇率が高いことで「売り易くなる」という別のメリットもあります。ですから、株式市場全体が大きく下がったときに、最も重要視することは『投資する銘柄は、上昇率の高い銘柄に限定する』ということです。

3.損切り(必要なし)

損切りとは、買い値から目標利益率まで到達せずに相場が下がってしまった時に、発生するものです。「日経平均株価」や「TOPIX」の底値圏で購入した場合はそれ以上下がることがありませんので、損切りのことは考える必要がありません。そもそも損切りは、初心者にはとても難しい方法です。逆に言えば、つまり損切りをしないですむような相場環境である底値圏の投資は初心者には向いています。

4.保有期間(6つの相場の中で一番長い)

保有期間が長い時に利益が大きくなるのは底値圏で買った時です。この時に考えることは、
【1】大きく上昇する銘柄を買って、また大きく上昇するまで我慢するという投資戦術
【2】上昇率の高い銘柄を買って10%前後の利益が取れればすぐに売って他の銘柄に乗り換えるという戦術
どちらにするかを先に決めておきましょう。

【1】は投資経験が少ない人の戦術で、
【2】は投資経験が多い人の投資戦術となります。
なぜなら、投資経験が多い人は、少し儲けてその株を手放して少し儲ける。その後、株式市場が上昇してきたとしても、また次の絶好のチャンスである銘柄を見つけ、少しずつ利益を得られることが出来ます。投資に掛ける時間も人の何倍もある人用の投資戦術です。そして、投資経験の少ない人は、せっかく絶好のチャンスで購入出来たのですから、少し長く持つことにより一つの銘柄で大きく儲けることを狙いましょう。そして、また株式市場が大きく下がる時まで待つということでリスクを格段と減らすことが出来ます。ですが、この保有期間は株価水準が高くなるに従って、期間が長くなれば長くなるほどリスクは高まってきます。なぜなら、大きく上がったということは下落に転じる日が近くなったということです。しかも大きく上昇したあとは大きく下落しますので、持てば持つほど危険が増加します。ですから、欲張りすぎず、負けない投資家になることだけを考えるように心がけましょう。

まとめ 底値圏の相場環境での投資手法

−底値圏は投資心理が不安に傾きますが、実は絶好の投資チャンス。

  1. 底値圏は下落リスクが低いので、投資金額に対する株式組入比率を高めていい。
  2. 過去に大きく上昇したことのある銘柄を抽出する。
  3. 損切りは全く意識しなくても良い
  4. 保有期間は自分の投資力を考えて決める。初心者の方は長く持つことで利益を増やす方法もあります。

勝ち癖を付ける事と負け癖を付けることでは、長い間には物凄い差が出来ます。「塵も積もれば山となる」という諺がありますように、小さな積み重ねを軽視してはいけません。

6つの相場環境ごとの投資戦術 - 目次

第1回 相場環境とは
株式投資で確実に利益を積み上げるには、今の相場がどのような状態にあるかを確認して、相場環境に対応した投資戦術をとって、相場の波に乗りましょう。
第2回 底値圏の相場(リスクが一番少ない)
底値圏とは「日経平均株価」や「TOPIX」が大きく下がっている時のことを表します。株は上がれば下がりますし、下がれば上がります。
第3回 上昇初期の相場(リスクは低い)
上昇初期の相場とはどのような相場でしょうか。下降トレンドから株式市場が転換し「日経平均株価」や「TOPIX」が上昇トレンドになった初期段階のことを言います。
第4回 上昇中の相場
上昇中の相場とはどのような相場でしょうか。株は上がれば下がります。この基本を忘れないでいると、上昇中の相場というのは、いつ下げに転ずるか分からない相場と言えますので、常に危険が伴っている相場と言えます。
第5回 天井圏の相場
天井圏の相場とはどのような相場でしょうか。天井圏とは『感覚的な問題』と『テクニカル的な問題』『ファンダメンタルズ的な問題』の三つがあり、感覚的な問題の方が『当たる確率は高い』と思います。
第6回 下落初期の相場
下落初期の相場とはどのような相場でしょうか。下落初期は『今後、上昇し続けるのか、既に大きな上昇相場が終わって、ここから本格的に下落相場に転換するのか』がまだ分かりません。
第7回 下落中の相場
下落中の相場とはどのような相場でしょうか。投資をする上で一番難しいのが下落相場です。ならならば二つのハンデがあるからです。 その二つのハンデを下記に記載致します。

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