トップ元カリスマ証券マンの市況速報2016年2月 5日の市況速報
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2016年2月 5日の市況速報
大引け速報 「円高を嫌気して4日続落」
9:00 | 11:30 | 15:00 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
日経平均 (前日比) |
16790.53 (-254.46) |
16791.56 (-253.43) |
昼 休 み |
16819.59 (-225.40) |
||
日経先物 (前日比) |
16780.00 (-290.00) |
16780.00 (-290.00) |
16720.00 (-350.00) |
|||
TOPIX (前日比) |
1368.61 (-20.20) |
1363.57 (-25.24) |
1368.97 (-19.84) |
|||
日経JASDAQ (前日比) |
2446.90 (-10.67) |
2433.98 (-23.59) |
2427.99 (-29.58) |
|||
マザーズ (前日比) |
805.97 (-11.93) |
789.14 (-28.76) |
790.77 (-27.13) |
|||
上海市場 (前日比) |
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2774.40 (-6.62) |
2767.96 (-13.06) |
|||
9:00 | 11:30 | 15:00 | ||||
東 証 1 部 |
上 昇 し た 業 種 |
1位 | 鉱業 | 石油石炭 | 昼 休 み |
石油石炭 |
2位 | 海運 | 鉱業 | 卸売 | |||
3位 | 石油石炭 | 精密機器 | 非鉄 | |||
4位 | 精密機器 | 非鉄 | 鉄鋼 | |||
5位 | 非鉄 | 鉄鋼 | 鉱業 | |||
下 落 し た 業 種 |
1位 | ゴム製品 | 不動産 | 不動産 | ||
2位 | 輸送用機器 | その他金融 | その他金融 | |||
3位 | 不動産 | 証券 | 銀行 | |||
4位 | 電気ガス | 銀行 | 保険 | |||
5位 | 化学 | ゴム製品 | 建設 | |||
9:00 | 11:30 | 15:00 | ||||
値上がり | 334 | 304 | 昼 休 み |
359 | ||
値下がり | 1447 | 1544 | 1515 | |||
変わらず | 135 | 86 | 62 | |||
新高値 | 1 | 2 | 3 | |||
新安値 | 127 | 166 | 232 | |||
出来高 (前日同時刻比) |
4.1億株 (+0.1億株) |
15.7億株 (+1.4億株) |
33.8億株 (+2.6億株) |
|||
売買代金 (前日同時刻比) |
3391 億円 (-220億円) |
1兆2752 億円 (-632億円) |
2兆8946 億円 (+359億円) |
■本日のまとめ
日経平均株価は、前日比−254円安の16790円で寄り付きました。
米国株式市場でNYダウは続伸となりましたが、経済指標などの悪化から来る利上げ観測後退が上げた理由でしたのでドル円相場は円高に振れ、それを受けて安く始まりました。今晩には米雇用統計を控えているだけに寄り後も押し目買い意欲は薄く、日本企業の輸出採算が悪化するとの懸念から運用リスクを回避する目的で輸出株のトヨタ、ホンダ、富士重、TDK、日東電工などを中心に売りが広がりました。ただ一方で原油価格が底堅さを増してきたことで資源関連株に買い戻しが入り、指数を下支えした格好となって前場の日経平均株価は、前日比−253円安の16791円で取引を終了しました。
後場も外国為替市場での円高が企業の輸出採算を悪化させるとの懸念が強まり、売りに押されて安値では前日比−417円安の16627円まで売られましたが、その後は安値もみ合いとなり、引けにかけては急速に下げ幅を縮小しました。長期金利が過去最低を更新し、運用環境が悪化するとの見方から金融株が下落して相場の重荷になり、日経平均株価は日銀がマイナス金利の導入を決定する前の1月26日以来の水準まで落ち込み、緩和効果を打ち消した格好となっています。
後場の日経平均株価は、前日比−225円安の16819円で取引を終了しました。
ここからは私見ですが、もちろん今日は安かったのは安かったですが、日経平均で見ると前場は1円の陽線、日足で見ても29円の陽線になっています。まだ油断はできませんが、引けにかけて約200円戻したことで、下ヒゲを残したチャートは少しは格好がつきました。とりあえず米雇用統計が無難に過ぎてくれれば、原油価格が落ち着きだしているように見えるだけに、総悲観という状況からの脱出はそう遠くない感じでしょうか。
(斉藤)東証1部の業種別では、石油石炭、卸売、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、精密機器などが上昇し、不動産、その他金融、銀行、保険、建設、空運、証券、小売、輸送用機器などが下げています。
<個別銘柄>
ヤマハが+15.2%上昇しました。
一時ストップ高となる3175円を付けました。4日に2016年3月期連結営業利益見通しを従来の370億円から410億円に上方修正したほか、年間配当予想も36円から44円に引き上げました。さらに900万株(200億円)を上限とした自社株買いを発表したことから幅広く買いが集まったようです。
丸紅が+10.6%上昇しました。
決算発表後に急伸しました。第3四半期累計純利益は1218億円で前年同期比58%増益、通期計画は経常利益を若干下方修正していますが純利益は1800億円で据え置きにしました。資源価格が反発に転じている中、決算発表を通過したことで買い安心感が強まる状況になったようです。配当金も据え置きで、高い利回り水準も買い妙味になり、中期計画の発表では19.3期純利益2500億円を目標としているほか、配当性向の目標を現在の20%から25%以上に引き上げなどとしていることが好感されました。
東芝が−11.1%下落しました。
前日に第3四半期の決算を発表しましたが、10−12月期営業損益は1390億円の赤字となり、通期予想は3400億円の赤字から4300億円の赤字に、最終損益は5500億円の赤字から7100億円の赤字に下方修正しました。最終赤字幅は前日の観測報道で一部伝わっていたものの、期末の株主資本比率は2.6%程度にまで低下する見込みで、バランスシートの悪化を警戒する動きも強まってきているようです。
売買代金上位銘柄では、丸紅、シャープ、住友鉱、テルモ、ニコン、住友商事、三井物産、伊藤忠、三菱商事などが上昇しています。
一方、東芝、TDK、住友不動、大和ハウス、マツダ、富士重、日東電工、みずほ、三菱地所、オリックスなどが下落しています。
■上昇した業種上位3業種
石油石炭 +2.34%
卸売 +2.01%
非鉄 +1.76%
(9業種上昇)
■下落した業種上位3業種
不動産 −3.80%
その他金融 −3.26%
銀行 −3.13%
(24業種下落)
■東証1部規模別動向
大型株指数 −1.46%
中型株指数 −1.35%
小型株指数 −1.49%
■為替
1ドル =116円77−81銭
1ユーロ=130円70−75銭
■アジア市場の動き
上海市場 −0.47%
香港市場 +0.49%
前引け速報 「円高と企業業績悪化懸念から続落」
9:00 | 11:30 | 15:00 | ||||
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日経平均 (前日比) |
16790.53 (-254.46) |
16791.56 (-253.43) |
昼 休 み |
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日経先物 (前日比) |
16780.00 (-290.00) |
16780.00 (-290.00) |
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TOPIX (前日比) |
1368.61 (-20.20) |
1363.57 (-25.24) |
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日経JASDAQ (前日比) |
2446.90 (-10.67) |
2433.98 (-23.59) |
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マザーズ (前日比) |
805.97 (-11.93) |
789.14 (-28.76) |
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上海市場 (前日比) |
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2774.40 (-6.62) |
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9:00 | 11:30 | 15:00 | ||||
東 証 1 部 |
上 昇 し た 業 種 |
1位 | 鉱業 | 石油石炭 | 昼 休 み |
- |
2位 | 海運 | 鉱業 | - |
|||
3位 | 石油石炭 | 精密機器 | - |
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4位 | 精密機器 | 非鉄 | - |
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5位 | 非鉄 | 鉄鋼 | - |
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下 落 し た 業 種 |
1位 | ゴム製品 | 不動産 | - |
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2位 | 輸送用機器 | その他金融 | - |
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3位 | 不動産 | 証券 | - |
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4位 | 電気ガス | 銀行 | - |
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5位 | 化学 | ゴム製品 | - |
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9:00 | 11:30 | 15:00 | ||||
値上がり | 334 | 304 | 昼 休 み |
- |
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値下がり | 1447 | 1544 | - |
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変わらず | 135 | 86 | - |
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新高値 | 1 | 2 | - |
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新安値 | 127 | 166 | - |
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出来高 (前日同時刻比) |
4.1億株 (+0.1億株) |
15.7億株 (+1.4億株) |
- - |
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売買代金 (前日同時刻比) |
3391 億円 (-220億円) |
1兆2752 億円 (-632億円) |
- - |
■前場のまとめ
日経平均株価は、前日比−254円安の16790円で寄り付きました。
米国株式市場でNYダウは続伸となりましたが、経済指標などの悪化から来る利上げ観測後退が上げた理由でしたので、ドル円相場は円高に振れてしまい、それを受けて安く始まりました。今晩には米雇用統計を控えているだけに寄り後も押し目買い意欲は薄く、日本企業の輸出採算が悪化するとの懸念から運用リスクを回避する目的で輸出株のトヨタ、ホンダ、富士重、TDK、日東電工などを中心に売りが広がりました。ただ一方で原油価格が底堅さを増してきたことで資源関連株に買い戻しが入り、指数を下支えした格好となりました。
前場の日経平均株価は、前日比−253円安の16791円で取引を終了しました。
ここからは私見ですが、当然のことながら戻しを試しても強さは無かったですね。上海も米国時間外取引も小安い状況では為替頼みなのですが、米雇用統計前に大きな動きは期待しづらいですし。週末という事もあるのでポジションを大きく傾ける投資家の出現には期待薄です。
(斉藤)東証1部の業種別では、石油石炭、鉱業、精密機器、非鉄金属、鉄鋼などが上昇し、不動産、その他金融、証券、銀行、ゴム製品、輸送用機器、保険、電気ガス、サービスなどが下げています。
<個別銘柄>
ヤマハが+16.7%上昇しました。
一時ストップ高となる3175円を付けました。4日に2016年3月期連結営業利益見通しを従来の370億円から410億円に上方修正したほか、年間配当予想も36円から44円に引き上げました。さらに900万株(200億円)を上限とした自社株買いを発表したことから幅広く買いが集まったようです。
東芝が−13.8%下落しました。
前日に第3四半期の決算を発表しましたが、10−12月期営業損益は1390億円の赤字となり、通期予想は3400億円の赤字から4300億円の赤字に、最終損益は5500億円の赤字から7100億円の赤字に下方修正しました。最終赤字幅は前日の観測報道で一部伝わっていたものの、期末の株主資本比率は2.6%程度にまで低下する見込みで、バランスシートの悪化を警戒する動きも強まってきているようです。
売買代金上位銘柄では、ヤマハ、シャープ、テルモ、スクエニHD、ニコン、三井物産、JXなどが上昇しています。
一方、東芝、富士重、住友不動、TDK、マツダ、みずほ、三菱地所、オリックス、三菱UFJ、日産自などが下落しています。
■業種別動向
業種別では33業種中、7業種が上昇し、26業種が下落しています。
■東証1部規模別動向
大型株指数 −1.92%
中型株指数 −1.68%
小型株指数 −1.64%
■為替
1ドル =116円82−86銭
1ユーロ=130円76−81銭
寄付き速報 「円高進行から4日続落スタート」
■市況データ
NYダウ (アメリカ) |
NASDAQ (アメリカ) |
DAX (ドイツ) |
FT100 (イギリス) |
上海総合 (中国) |
ドル/円 | WTI原油 | |
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終値 前日比 騰落率 |
16416.58↑ +79.92 (+0.49 %) |
4509.56↑ +5.32 (+0.12 %) |
9393.36↓ -41.46 (-0.44 %) |
5898.76↑ +61.62 (+1.06 %) |
2781.020↑ +41.770 (+1.52 %) |
116.72↓ -1.13 (-0.96 %) |
31.72↓ -0.56 (-1.73 %) |
米国市況 「低調な経済指標から利上げ観測後退」
■米国市場のまとめ
NYダウは+79ドル高の16416ドルで取引を終了しました。
雇用関連など米経済指標の低調な結果が相次ぎ、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が後退したことで、緩和的な金融政策を背景に株式市場への資金流入が当面続くとの見方から買いが入ってNYダウは続伸しました。
朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数が増加し、市場予想より多かったこと、昨年12月の製造業受注額が前月から減少したことなど米指標の低調な内容を受けて投資家心理が冷え込み、株価は一時下げる場面がありましたが、その後は逆にFRBが利上げに動きにくくなるとの見方がしだいに広がり、買いが強まりました。
また主要小売企業が同日発表した1月の既存店売上高が全般的に低調と受け止められたことから、米個人消費の勢いが鈍っているとの見方も、FRBによる利上げ観測の後退につながった模様です。
ここからは私見ですが、FRBによる利上げ観測の後退から為替が円高になっています。今晩は米雇用統計の発表もありますので、安く始まった後になかなか戻すのは厳しい部分がありますね。国内企業の決算失望続出もあって今日は買い方が手を出しづらい状況を覚悟しなければいけないのかもしれません。
(斉藤)ダウ構成銘柄ではキャタピラー、ユナイテッドテクノロジーズ、ゴールドマンサックス、IBM、GE、エクソンモービルなどが上昇し、ナイキ、メルク、ファイザー、ホームデポ、ビザ、マクドナルド、P&Gなどが下落しました。
■S&P500セクター別騰落
上昇:4セクター、下落:6セクター
【上昇上位】
素材 +2.76%
資本財 +1.72%
金融 +0.92%
【下落上位】
生活必需品 −0.91%
一般消費財 −0.57%
ヘルスケア −0.46%
■CME日経平均先物(円建て)
16815円 大証比−255円
■寄付前の外国証券成行注文状況
株数ベースで
売り 2250万株
買い 2050万株
差引 200万株の売り越し。売り越しは3営業日連続。
9:00 | 11:30 | 15:00 | ||||
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日経平均 (前日比) |
16790.53 (-254.46) |
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昼 休 み |
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日経先物 (前日比) |
16780.00 (-290.00) |
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TOPIX (前日比) |
1368.61 (-20.20) |
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日経JASDAQ (前日比) |
2446.90 (-10.67) |
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マザーズ (前日比) |
805.97 (-11.93) |
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上海市場 (前日比) |
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東 証 1 部 |
上 昇 し た 業 種 |
1位 | 鉱業 | - |
昼 休 み |
- |
2位 | 海運 | - |
- |
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3位 | 石油石炭 | - |
- |
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4位 | 精密機器 | - |
- |
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5位 | 非鉄 | - |
- |
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下 落 し た 業 種 |
1位 | ゴム製品 | - |
- |
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2位 | 輸送用機器 | - |
- |
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3位 | 不動産 | - |
- |
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4位 | 電気ガス | - |
- |
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5位 | 化学 | - |
- |
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9:00 | 11:30 | 15:00 | ||||
値上がり | 334 | - |
昼 休 み |
- |
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値下がり | 1447 | - |
- |
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変わらず | 135 | - |
- |
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新高値 | 1 | - |
- |
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新安値 | 127 | - |
- |
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出来高 (前日同時刻比) |
4.1億株 (+0.1億株) |
- - |
- - |
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売買代金 (前日同時刻比) |
3391 億円 (-220億円) |
- - |
- - |
寄付き速報 「円高進行から4日続落スタート」
■全体の動き
日経平均株価は、前日比−254円安の16790円で寄り付きました。
米国株式市場でNYダウは続伸となりましたが、経済指標などの悪化から来る利上げ観測後退が上げた理由でしたので、ドル円相場は円高に振れてしまい、それを受けて安く始まりました。今晩には米雇用統計を控えているだけに寄り後も押し目買い意欲は薄く、日本企業の輸出採算が悪化するとの懸念から運用リスクを回避する目的で輸出株のトヨタなどを中心に売りが広がっています。
ここからは私見ですが、こうなってくると今日の戻しはなかなか期待しづらいですから、余計に様子見になってしまいますね。チャート的にも昨日、おとといの足が、その前の日からの窓を空けての陰線2本と格好が良くないですし。いっそのこと週明けに下に残したフシ(自分のチャート上では)である16370円処を埋めるとか、前回安値16017円近辺まで試してからダブルボトムを形成して戻りだすとかの方が、すっきり再スタートを切れるかもしれません。
(斉藤)東証1部の業種別では、鉱業、海運、石油石炭、精密機器、非鉄金属、鉄鋼などが上昇し、ゴム製品、輸送用機器、不動産、電気ガス、化学、保険、銀行、証券、ガラス土石、陸運などが下げています。
■業種別動向
業種別では33業種中、6業種が上昇し、27業種が下落しています。
■東証1部規模別動向
大型株指数 −1.68%
中型株指数 −1.07%
小型株指数 −0.96%
■為替
1ドル =116円81−85銭
1ユーロ=130円89−94銭