セリング・クライマックス - 株の用語集 (用語集TOPへ)

セリング・クライマックス

【せりんぐ・くらいまっくす】

投資家が相場やその銘柄の動向について総悲観になった時に、出来高を伴って起こる急激な下げをいいます。急落相場になりますので買いチャンスが近いと考えられます。

もっと詳しく教えて!

ほとんどの投資家が、このまま株を持っていると「どこまで下落するか分からない」という恐怖に襲われた結果、何も考えずに慌てて売ることで下落相場が起こることがあります。さらにその動きを見て悲観的になった他の投資家の売り注文を呼ぶ展開となり、その結果投げ売り的な急落相場になることをセリング・クライマックスといいます。この時、出来高が急激に大きくなるとともに株価も急落します。

このセリング・クライマックスは一般的に1〜2日で急落が終わり、急落が終わった瞬間から1日から数日間は急騰する傾向が強くなります。過去の例では

  • 1991年8月 ソ連のゴルバチョフが失脚したレッド・マンデー
  • 1986年4月 ならず者と言われたカダフィ大佐が率いるテロ支援国家リビアへの空爆

などの時に起こりましたが、この時は1日でセリング・クライマックスが終わり、翌日には株式市場が急騰しました。

1日か2日で売りたい投資家が全て売り切る相場がセリング・クライマックスです。

そして株価は売りたい投資家が全部売ったところで上昇に転じますから、セリング・クライマックスが起これば株式市場は上昇に転換する、と言われています。

どうやって使ったらいいの?

実際に「セリング・クライマックス」が起きた場合、必ずといっていいほど出来高を伴い急落が起こります。

個人投資家にとっては「急落相場=買いチャンスが近い!」と考えられます。なぜなら、急落相場ではパニックによる売られ過ぎによって、それぞれの銘柄が持っている適正な株価を大幅に下回る、超割安な株価水準まで下落する可能性が高いと考えられるからです。ただし、急落途中で買うと大きな損失を出してしまいます。

急落相場が止まるところは、チャートの形のとんがり帽子の裾野まで下がったところなど強い下値抵抗ラインであり、単に下値抵抗ラインだからといって止まる訳ではありません。

急落相場の投資戦術は、その強い下値抵抗ラインを探して待つことに尽きます。

また以下のいずれかの戦術を選んで投資をするのも有効な手段といえます。

  1. 底値は近いと考えて「この下落を買い場と考えて、実際に投資する」という戦術
  2. 強い抵抗ラインで投資資金のすべてを投入するのではなく、半分以下を投入し、残りは万が一、次の強い下値抵抗ラインまで下落した時にさらに買う方法
  3. リスクを取りたくないので、株式市場が落ち着くまでは様子を見るという方法

この場合、「ただ見ているだけ」では相場が転換した時にチャンスを失いますので、相場が転換した時に「買う銘柄と買ってもよい価格」をリストアップしておくことが重要です。

実際に相場が転換すると一気に株価が上昇しますので、それから銘柄を選んだり買値を決めると、焦って高値買いをしてしまう恐れがあります。ですから、「この銘柄はここまでならば買ってもよい」という価格の事前準備がチャンスを活かす大前提となります。